おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

誰かのためにおいしいお茶を

急須で淹れたお茶を飲んだ。

久しぶりに。

 

祖母は朝食後、必ず緑茶を淹れてくれた。

祖母の作るご飯はとてもおいしかった。

特に煮物がおいしくて、

「おばあちゃん、おいしいね」と言って

たくさん食べた。ちょっとごま油の香り

がして、糸こんも入っていたりする。

祖母完全オリジナル。

 

母がこの前言っていた。

「おばあちゃんから、お節料理の作り方、

 教えてもらえば良かった」と。

子どもの頃は全然気づかなかったけど、

母は、多分、料理が得意な方ではない。

 

東北に住む祖父母の家には夏休み、

よく行ったものだ。祖母には完全に

家事のリズムがあって、掃除のパターン

ができていた。割烹着を着て、

テキパキと箒を動かす後ろ姿。

いつ行っても掃除が行き届いていた。

 

祖母が背中で教えてくれたことを、

今なぜか思い出す。

 

母は祖父母がもういないことを思うと、

涙がこみあげてくることがあるそうだ。

歩いていて、涙が出ることがあるそうだ。

私はふと思い出して、

本当にいないのかな、と思ったりする。

 

今年、私は、祖母のように家事がしたい。

誰かのためにおいしいお茶を

淹れてあげたい。そんな余裕が少しほしい。

 

昨年末、友人が私にお茶を淹れてくれた。

それがとてもおいしかった。

それがとても嬉しかったから、

私も誰かのために、そうしてみたい。

 

誰かのためにおいしいお茶を!