Tiramisu郵便

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

「いただきます」の意味を知る

豚がたくさん乗った
2階建てのトラック。
はじめて見た。
思わず、娘と「うわーっ!」

夜はカレーにしよう、と
カレー用の肉を買いに行った。
あのおじさんがいるお肉屋さん。

「コロコロの肉でいいの?」

おじさんが、奥の冷蔵庫から
大きな肉の固まりを出してきた。
10キロのお米の袋くらいの大きさ。
「大きいですねー!
 ほらすーちゃん見てごらん」
と思わず娘を抱きかかえる。

豚のトラックのことを思い出して、
おじさんに話した。

「どこ行くんだろね、トジョウかな」
と、おじさん。
「トジョウ?」
「屠殺場ね。ここ(市)にもあるんだよ。
 あと、どこだっけな、」
おじさんと少し、
屠殺場のことについて話した。

いや、もう普通に日々食べてるんだけど、
その部分が、すっぽり抜けているな、と。
気付かされた。

「当たり前に食べてますけど、
 なんだか、ありがたいですね」
と思わずしみじみ。しみじみしみじみ。

おじさんは、いつもの
優しい笑顔で返してくれた。

豚を乗せたトラックが去った時、
においがすごくて、
思わず「くさーい」と言った。

娘が帰ってから
「くちゃい、くちゃい」
と言ってる。

トラックの写真を撮ろうかと
一瞬思ったけど、

撮らなくて良かった。

手を合わせて
「いただきます」
と言う意味を、
ものすごく感じた。

忘れたくない。