Tiramisu郵便

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

窓際の二人

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花A

私、もうだめかも。

 

首もこんなに曲がってさ。

もう花開くことなく、

あの人に、ぽいって捨てられるのよ。

 

花B

そんなに悲観しないで。

大丈夫よ。

 

あなたがそう思っていること、

あの人、ちゃんと気づいているから。

咲くまで、ポイなんてしないよ。

 

花A

そうかなあ。

 

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花A

ありがとう。

あなたの言う通り。

 

ね、あの人の顔見た?

曲がったはずの私がぴんとして、

花まで咲かせたから、

嬉しそうにね。

 

あーまぶしい。

 

ところであなたは、いつ咲くの?

 

花B

あの人、あなた見て、

本当に嬉しそうだったわね。

あなた、きれいよ。

 

私は咲けるか分からない。

本当は咲きたいけど、

でも咲かなくても大丈夫。

 

あなたとこうやって

おしゃべりするのも楽しいわ。

 

花A

あなた強いわね。

 

私はあなたがいてくれたから

咲けたのだと思う。

 

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白いトルコキキョウのお二人さん。

 

花Bは結局花開きませんでした。

 

二人とも、とても美しかった!