おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

隣の席の人

二十代半ば、1人旅をした。どうしても1人で行きたい場所だった。父が一緒に行くか?と新聞記事を切り抜いて、言ってくれたことがあったけれど。父とでは全然ダメで...(父の気持ちを、今思うと切ないもんだな)。やはり、どうしても1人でその世界を味わいたかった。それは憧れの地、フィンランドへの旅。
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海外旅行に1人で行ったこともないから、全く旅慣れしていない。だから、適当になんてできなくて、全て旅行会社に手配してもらった。一応ツアーに申し込んだから、誰かいる可能性があった。親には「ツアーだから大丈夫」と言っておいた。実際は全くの1人だった。1人でも催行する添乗員なしツアー。

 

ヘルシンキ行きの飛行機にドキドキしながら乗った。ムーミンが描かれたフィンエアーの機体。ついに始まる!と思った。

隣に座っていたおじさんは、目の大きなスウェーデンの方で、とても親切な方だった。トイレに行きたくなったら、寝ていても起こしてね、と言ってくれた。確か、16歳の娘さんがいて、家には馬がいると言っていた。いろいろ話してくれて、写真も見せてくれたなあ。100円ショップはおもしろいね、と言っていた。名刺まで頂いた。


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フィンランドはとても良かった(どう良かったかはまた書こう)。日本に帰ってから、何回かメールのやり取りをしたけれど、英語が出来なさすぎて、ちょっとメールするのが億劫になってしまった。元気?と時々メールが来たけれど、そのままになり...

 

あのおじさんのことを時々、思い出す。

 

なぜ、思い出すか。おじさんが、私に旅の目的を尋ねてきて「え、1人で?」と確か言ってきて、こう言ってくれた。

 

Brave woman!

 

braveの意味は、勇気・勇敢。

弱いなあ、と思い続けていたあの頃。

おじさんが言ってくれたbraveが、

いまだに私を元気づけているなんて、

 

おじさん、憶えているかなあ。