おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

気になるあの子

小さくなった気がする。

メガネをかけたあの男の子。

小さくてやせている。

そんな風におばさんには見える。

 

嬉しそうに話しかけてくれる。

いつもきれいに洗濯された洋服を着ている。

ママが大好きなあの子。

駄菓子屋で、ママのために

買っていたあの子。

お腹ぺこぺこなのに、

ママにも食べてもらいたいって。

 

彼は、一人、

ママが帰ってくるまでゲームをする。

赤ちゃんの頃使っていたと

教えてくれたあのタオルを握りしめて。

ゲームがきっと友だち。

最高の友だち。

ゲームが悪い!なんていえなくて、

ゲームが救いになることもある。

 

猫の額ほどの小さな植え込みにある

バッタたちのお墓に手を合わせてくれた。

私も一緒にひさしぶりに手を合わせた。

「優しいね」って言ったけれど

言って良かったんだろうか。

余計なことをおばさんはちょくちょく言う。

 

「一緒に、遊んでもいいけど」

って息子が言ったけど

「ママに寒いからやめなって言われてる」

だって。

 

何かがあって、

彼は外で遊ぶのが禁止されている。

どんどん小さくなってゆくように見える。

 

今はいいけれど。

彼の心は、これからどうなるんだ。

おばさんは祈る。

彼の心がしなないように。

 

彼のことを気にかけながら、

私はどうなのよ、

子どもたちはどうなのよ、

彼のことを気にかけるなんて

傲慢なんじゃないか、

そんなことを思ったりする。

 

彼は、会うと

嬉しそうに話してくれる。

 

おばさんはいつも思うよ。

ありがとう、って。