おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

ワンダーフォーゲル

時々、流れる。くるりの『ワンダーフォーゲル』が。ここのところ、ずーっと流れ続けている。自転車こぎながら、うろ覚えの歌詞を、小さく適当に歌う。誰もいないと思っていたら、宅配便のお兄さんがいて(おっと、やっべぇ)と思う。線路沿いのバラが咲き終わり『ばらの花』が流れる季節が終わったから、待っていたかのように再生される。きっと、私の頭の中にいる住人がCDを再生してる。なんでこんな歌詞が書けるんだろう。歌詞が切ない。ひとの心にある切なさみたいなのが、ここにある。しみるなあ。

 

...... 僕が何千マイルも歩いたら

手のひらから大事なものがこぼれ落ちた

思い出の歌口ずさむ

つながらない想いを 土に返した

土に返した ......

 

***

 

くるりのCDを貸してくれたのは同期の男の子で。その子は私からすると、ちょっと女の子みたいだった。同性だったら、すっごい仲のいい友だちになれるだろうな、と思った。女の子なら、きっと一緒に旅をしたりしただろう。ずっと話せたような気がする。

一度野外の音楽フェスみたいなのに一緒に行った。2人ではなく、同期の女の子とその男の子の3人で。私たちはピクニックシートみたいなのを広げて、3人で寝転んだ。誰が歌っていたのかも、ちょっと忘れたけど、その寝転んだ感覚が面白かった。もう一人の女の子は多分その男の子のことが好きだったんだよね。夕焼けみたいな空を三人でただ眺めた。本当にいいやつ。同期飲みは、けっこう開催されていたけれど、今はみんな散り散りになってどうなっているのか分からない。あの男の子もパパになったんだろうか。元気で幸せでいてほしい。

 

まあ、また会える気もするな。先輩も後輩も、同期も上司も、なんだかたまらなく懐かしい。