おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

ウキウキな話

ウキウキ、でした。

 

六本木でやっているムーミン展を見に行きたく。日曜日でおしまいというから、決行。六本木計画、無事成し遂げた!六本木なんて何年ぶりだ。ホームについてキョロキョロ。どこのビルでやっているのか分からず、ウロウロ。エスカレーターに取りあえず乗り、爽やかなサラリーマンの後ろ姿を、まるで追うかのようにオフィスビルに入ってしまった。ここでJ-Waveもやっているんだろうか。サッシャさんもいるんだろうか、なんて思ったけれど今日は金曜日。残念。

みんな社員証を首からぶら下げてきびきび歩く。外国の方も、センスの良さそうな方も、まるで洗練された人たち!とでも言うような方々が行き交っていて、場違いを認識し慌てて出た。入り口を間違えた。

 

森アーツセンター52Fにたどり着くまでは、搭乗口のような入り口もあった。52Fまでノンストップ。唾を何度か飲み込まないと、耳がおかしくなる。

みんな順番に一枚一枚絵を見ていた。私はそれが昔からできない。自分のペースで見たい。だから誰かと見るなんて無理な訳で。空いてる場所までチラチラ見ながらガンガン進む。風のように。

ぽっかり空いているスペースがあって、立ち止まる。これがトーベ・ヤンソンさんが描いたのか、と思うと泣きたくなった。何度も何度もジーンとした。トーベ・ヤンソンさんが亡くなられた時、喪失感があったことを憶えている。なぜだろう。そんなに子どもの頃の私は、ムーミン童話が好きだったのだろうか。チラ見したところに戻ろうかと思ったけれど、なんだか疲れてお土産売り場を見て出た。多くの人がごっそり買っていた。そして、また搭乗口みたいなすごい出口。緊張する。

 

f:id:morina35:20190614190614j:image

 

六本木散策をする気にはなれず。なんだかみんなが洗練された人たちのように感じてしまう。ママが押すベビーカーも違う。それ超高いでしょ。

お腹がペコペコ。おしゃれなパン屋さんがあってちょっと寄ってみた。私の前には欧米の親子がいた。どのパンがいい?とママが聞いて、その息子はチョコレートのこれ、これと英語で言っていた。私の息子くらいの年齢。6、7歳。私は税込410円のガトーバスクというものを買った。レジの人がものすごく丁寧で、きちんとされている。何か話しをしたかったかれど、できないな、と思った。そのお店にはレストランもあって、ランチは4200円と書いてあった。おしゃれなおじさんときれいな女性が来て「予約してないけど、空いてる?」と店員さんに聞いていた。ちゃんとした受付があるお店。逃げるように地下鉄のホームに行く。予定時刻よりも一時間も早く電車に乗った。

 

喉がカラカラで、母がくれた、だいぶくたびれてきている水色の水筒を握りしめる。いつもペットボトルを買うのに、今日はこの水筒を連れて行きたかった。三年番茶が入っている。一口飲んで、ごくごく飲んでホッとする。まだまだ大事に使うんだ。

 

西新井でホームにラーメン屋さんがあって、年配の方たち三人がラーメンをすすっている姿が見えた。背筋のピンとした背の高い女性店員さんとしっかり目が合って、手をふりたい気持ちになった。ラーメンをすするおじいちゃんのポシェットには紫色のお守りがぶら下がっている。素敵だと思う。私もお昼はここにしたい!と思ったけれど扉が閉まってしまった。風がピューと吹いて、お店の外に出ていた店員さんの三角巾が見事に立ち上がる。ローマの法皇のように。いつか食べるぞ。

 

本当は六本木に行く目的があった。いろんな広告を見たかった。誰も、私のことなんて見てもないのにな。私がまわりを観察するくらいの勢いで六本木散策すりゃ良かったのにね。度胸がない。

 

ああ!今日は図書館からごっそり借りた本を読もう。そしたらひらめくでしょうか。あ、ガトーバスクはとてもおいしかった。チェリー入り。しばらく六本木には行かないだろうけど、時々刺激を受けに行こう。

 

ウキウキというのは、

 

つまり「浮いていたーー!」と感じたことを言いたかっただけなのです。田舎のネズミだな。