おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

いかり

息子が髪を切りたい切りたい、と言う。

それで子どもたちの髪を切りに行く。

 

 

ここは本当に!

埃というものがない(誇りはある)。

埃がありそうな場所は

すべて拭きとられている。

見つめながら、わたしは、

いやな小姑みたいだと自分で思う

(でも、そんな小姑本当にいるのかな)。

 

窓ガラスに汚れなんて一切なくて。

いつも美しい。

親子でやっている美容(理容)室

だというのに、

親子は無駄な話しは一切しない。

緊張感がありすぎる訳でもない。

絶妙だと思う。

ピシッとアイロンのかかったシャツを着た

お母さまはいつもほがらかでにこやか。

時々、わたしは顔剃りをしてもらう。

 

私よりも年上だと聞いたが、

若く見える息子さんはさわやかな服を

いつも着ている。

相手が誰であろうと、

いつも丁寧なことばで話す。

つまり子どもに対しても敬語で話す。

「じっとしていてくれたから

 助かりました」

今日、息子にそう言っていた。

 

**

 

きっともう何十回どころではなく、

挨拶のように、

あの話題を取り上げているだろうから、

その話はやめておいた。

挨拶のようでいて、

全然挨拶でもない、と思う。

あの交わした後の、もやっとは。

例のCから始まる...。

 

挨拶っていうのは

なんていいことばなんだろか。

さわやかだ。

希望があるし、優しいし、

時には強くもあるし。

 

寒いですね

暑いですねね

風が強いですね

似ているようだけど、

天気の会話にも毒はないな。

 

***

 

些細なことでイライラして。

怒りがふつふつしていて。

それをお店の方にちょっとだけ、

聞いてもらおうかと思ったけれど

やめておいた。

 

目に入ってきたのは

レジ横カウンターに置いてある

暮しの手帖

 

春がずらりと並ぶ。

ちゃんと季節に合わせて置いてある。

 

一番古いのは2011年で、

それをめくった。

 

こう書いてあった。

 

「一日の怒りを忍んで、百日の憂いを免れるといいます。いらいらしたり、怒ることのない広い心持ちは、結果として自分を守ってくれるものです」

 

暮しの手帖・2011 ・51・春

暮らしのヒント集 今日はなにを より

 

そうだった。

この前「怒りは何も生まないね」と仲間と

話したばかりだった。

 

ぺちん!←とおでこを叩く。