・Aくん
「この自転車女の子じゃん。なんで?
男は黒とかだろ。妹が乗るため?」
---えー。これもおしゃれなんだよ。
「そうゆう色は乗らないよ。なんで?
それ絶対女の子だよ」
---んー...
・Bくん
「え?なんで?
なんで頭の取れたアオスジアゲハ
虫かごに入ってるの?
きっもちわりー」
---えーっと...
息子はがつがつ言い返せない(家ではめっちゃ妹とケンカしてるというのに!)。がつがつ言う子は言う。こてんぱにすっきりするまで言う(ようにわたしには見える)。それは、意地悪とかでは多分ないんだろうなあ。きっと"染み付いた"もので。悪気なく、自分の価値観にないものについて、はっきりと口にするのだろう。息子がその言葉に傷ついているのか、それがよく分からない。何とも思ってないようにも見えるし、本当は思っているのかもしれない。
わたしは傷つくたちだった。とても。1日がダメになるくらいのダメージを受けていた。きつい子がとても苦手。とはいえ、わたしだって無意識に人を傷つけてきたんだろうな。
「自分の尺度だけでモノを見るな」という言葉を尊敬する女性が言っていた。
それをもう何度目かで、また思い出す。