おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

日課

近所の公園が苦手だった。遊具はあるが草や木がないから、つまんない。横断歩道を渡った公園には遊具はないが大きな木がある。クローバーもある。大きな木は、心地よい大きな木陰をつくってくれる。小さな枝もたくさん落ちている。だからわたしはこっちの公園に常に行きたい。けれど、娘は遊具がある公園の方がいい。それで、仕方なく、近所の公園に行く。ふぅー、と思いながら気がのったら行く。そんなあつかいの公園だった。けれど。『おもしろ!』と思うようになった。

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公園のまわりには小さな植え込みがあって。ツツジらしき緑が一定間隔で植えられている。その周りにエノコロクサやツクシのもさもさした葉などがぶわーっと生え、そこにバッタがぴょーんぴょーんとジャンプしている。

我が家には、カナヘビとカマキリがいるので、わたしはバッタをつかまえに行く。日課日課が苦手なわたしにとって、嬉しい。守るべき日課がある)。植え込みゾーンに沿って歩きながら探せばすぐ見つかる。見つけやすい。

昨日も行った。雨粒が草にびっしりとついている。こうゆう雨粒を小さな生き物たちはごくごく飲むんだって。蜘蛛の巣についた雨粒もきれいだった。植え込み沿いをゆっくり歩いて探す。いつもなら簡単に見つかるバッタがいなかった。しつこく二往復する。もうすぐ羽化しそうな大きなカマキリと目が合った。じろり。カマキリって逃げないで、しばらくそこでじっとして、見返してくる。親指の長さくらいの小さめのカマキリ二匹もいた。緑色と茶色。『へ?何か用すか?』みたいな感じで立ち止ま(ってくれ)る。カマキリたちもエサを探している。虫の目になってこの草の中を見ることができたらどんなに面白いだろう、と思う。クモの巣も一定間隔でちゃんとある。見事な罠。カマキリも突然現れたりする。スリル満点でもあり、厳しい世界。

スズメがカマキリをつまんで飛んだのを見た。わたしの腕にはお腹が赤くぷっくり膨らんだ蚊がいた。ぺちっとたたく。全部わたしの血か、とつぶれた赤を見て思う。腕は七カ所も!さされていた。