おはようティラミス

「私をひっぱりあげて」くれる数々のことを、綴ってみることにしました。

社会科学習帳

そっちがそうなら!
という思いがあったけれど。
今、おだやかだ。
おだやかな水面。

小学生の女の子どうしみたいだ、って思う。
あんなに仲良くしていたのに、なんで?
そっちがそうなら!
って思ってたけど、
そっちがそうなら!も消えようとしている。
消えたな。

良かった。
大人になったかも。とおだやかに思う。

***

小学校三年生の時、好きな女の子がいた。
字がずば抜けてきれいな女の子。
わりと仲良くて、その女の子は
「あの子を無視しよう!」
ってある日言った。
なんでか分からないけれど。
無視の合図は
「社会科学習帳って言ったらね」って
その女の子は嬉しそうに言った。

「社会科学習帳 社会科学習帳」
その女の子は私に合図を送る。
ふたりで目を合わせ笑った。
ふたりだけの秘密が嬉しくて笑った。
...誰のこと無視したんだっけ?

無視されるって、心が押しつぶされるよね。

「社会科学習帳」はすぐに終わって、
もう一人の女の子も加わって、
3人で遊ぶようになった。
しかし3人っていうのは
どうやらうまくいかないようで。

だんだんと、
字のきれいな女の子の取り合いになった。
したたかに、冷戦のように。
そしてあっさり負けた。

2人が仲良く遊ぶ姿がかなしかった。

姉がまじないのようなものを教えてくれた。
蝶々の簡単な絵を描いて、
右の羽と左の羽に自分の名前と相手の名前を
それぞれ書いて真ん中をハサミで切り、
それを机に敷いてあるシートの両サイド、
右端と左端に置いておく。そうすると
くっつこうとする力が蝶々に生じて
仲良くなれるよ、というもので。
姉に聞いて何度かやった記憶がある。
効いた日もあれば効かない日もあった。

だんだんと、どうでもよくなって。

その後、わたしには親友と呼べる
大好きな友だちができた。
姉の真似をして交換日記もした。
そしたらあの子たちもやっていた。

懐かしいな。

***

わたしはあの友だちと一緒にいて
本当に楽しかったのはうそじゃない。
本当のこと。
その思い出があるなら、いいじゃないかって。


おだやかにおだやかに
いられる気がする。

おだやかな気持ちの良い水面を眺めている。
そこに気持ちよく浮いている気分。


(...何か具体的に分かりやすく
意地悪をされたわけではないんだよなあ)
センシティブ過ぎる期が来たってわけ。