morina39の日記

こころ動いたこと、について

続 おせっかいオババ

うずくまる女の子がいた。膝から血が流れている?よく見ると五枚?6枚?の絆創膏が貼らていてそこに血がにじむ。すでにおばさんが声をかけていて、大丈夫そうだと判断した模様。わたしは通り過ぎようと思った。けれどやっぱりできなかった。

 

「大丈夫?」と聞いてしまう。きっとさっきのおばさんも聞いただろう。「前にケガしたところをまたケガしちやって」ともう1人の女の子が教えてくれた。中学生にも見える女の子ふたり。転んだ女の子は声を出さずに泣いている。「中学生?」「小学生です」小学生高学年ともなると本当に大人びるんだな。動けずにいるから、かわいそうで仕方ない。「いたかったね」と言う。声を出さずにしくしく泣く。骨折してる?転んだショックと痛みで立ち上がれないのかな?友だちの女の子もおろおろしている。わたしに何ができるのか?と考える。じゃあね、とはとても言えない。「親に来てもらおうか?」と言った。友だちが転んだ女の子のカバンからスマホを取り出す。相当に使い込まれたスマホが出てきてびっくりした。

 

女の子はお母さんに電話した。「ころんだ」と涙声で言う。「帰ってきなさい、って言われた」と小さな声。そんなあ、と思う。迎えに来てよ、と思う。そうもいかないのかな。わたしがあなたの母ならダッシュで行くのに。

 

涙が頬についたまま「ありがとうございます」とわたしの目を見て立ちがあり歩き始めた。あの目をわたしは忘れない。「気をつけてね」。ふたりの女の子は頭を下げて歩き出した。

 

...そもそも、なんであんなにケガしているんだ。もっと大きな絆創膏をしてあげてほしいなあ。あの子の足のケガが早く良くなりますように。転んだ痛みを忘れるほど大笑いしていますように。